Building No.250 2021年 秋号-非会員
5/12

Smart il「Lvng Lab日建設計のトライ&エラーを行う東京本社7Fにあり、どうやって空間が使われているかを検証。天井の人感センサー、机上の環境センサーなどでデータ(人の存在、湿度、温度、照度、騒音)をクラウドに集約。設備を統合制御しDALI(照明制御システム)にフィードバック。音の制御で静かな席を選べるなどの分析結果が出ている。少子高齢化による労働力人口の減少でビル運用。ビル経営の効率化が求められる。手間がかかるものを無くす。管理点数を減らす。タッチレスオフィス、ブラインドレス調光ガラス。管理が簡単なものを選ぶ。管理がしやすいように設計する。掃除もペーパー補充も簡単なトイレ。雨できれいになるガラス。人が苦手なことはロボットにまかせる。ロボットフレンドリーな建築計画とする。コーナーラウンド外装、ロボットバリアフリー、みんなに快適な室内環境、地震安全確認の自動化。必要な時のみ現地に行く。頻度を最適化する、人とロボットの作業工程を最適化。人が管理する場合も遠隔から行う。群で管理しデータを生かす。運用効率化で新たな体験を生む。Operation Budngの5つの視座」、働く環境を試していく場がBtoCに着目したサービスコンテンツの※コンピュータ上に作成した主に3次元の影状情報に加え、室等の名称、面積、材料・部材の性能、の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築するシステム。建築推進BIM会議。国土交通省では2019年建築生産効率化を目的に業界横断的なBIM推進会議を立ち上げ検討開始。学識経験者、業界団体が一堂に会して議論。ずっとBIMを使っていくために「ライフサイクルコンサルティング」という三菱地所の新事業創出機能グループDX推進部は、2019年に新設された。2020年に三菱地所は向こう10年間の長期経営計画を策定。旧来のビジネス領域から2030年までノンアセット事業をのばしていく。テクノロジーを活用し新しいビジネスモデルの展開や、法人向けのビジネスに止まらず、BtoB、Bto 提供に取り組む方針を打ち出した。        i       3      ii  if 私たちはDX推進部の中でデジタル事業ユニットとして、既存の事業領域をデ業務が必要。「維持管理BIM作成」が提言されている。設計料に入っていない、工事発注費用に入っていないのでまとめられた。今は実証段階に入っている。スマホの個人普及率は7割、ケータイをあわせると8割の人が保有。スマホありきになっていく。ユーザーのデータ提供意向をみると、防災、健康、安全などについてのデータ提供は受容。一方、サービス、マーケティングのデータは抵抗感があり、まだまだ提供意向が低い。個人情報の保護と活用の仕組み作りが必要。ジタル技術で拡張、新しいビジネスモデルを構築するミッションを持って活動している。ビル運営管理の部署で、人手に頼っていた警備、清掃にロボット導入。各メーカーから提案を受ける。三菱地所が管理する大丸有エリアの管理床は1997年の174万㎡から2019年には292万㎡と倍増、さらに増加する中で、2027年には「TOKYOTORCH」延49万㎡が加わる。今までの管理対応で立ちゆくのか不安を抱える。ビルメンテナンス業界は2013年までは価格競争が一番の課題だったが、2014年以降は人材不足が課題となっている。人口減少と共に業界希望者減。今まで以上に管理体制の維持が困難になってくる。要員確保と共に品質維持、コスト上昇への対応を新技術ソリューションでどのように解決できるか?一緒に管理しているパートナー会社、管理会社、オーナーとともに社会的価値としてのスマートシティ実現の一環としてどのようにすれば新技術を活用できるのか取り組んできた。群管理・新技術導入について3つの課題を整理。1)新技術による代替。補完業務の整理(AIカメラ、センサーで実現可能な業務内容)2)データの一元管理(ビル横断で各種データを蓄積・分析・可視化するプラットフォーム)3)メーカーに縛られない環境整備(最新のカメラ、AI解析ベンダーを自由に採用)複数ビルを管理する場合、共通業務を整理、かつ現場でやる業務と現場でなくてもできる業務に分けて、ビルを横断して応援派遣する担当を置き、業務量を圧縮させる。AIカメラを活用した画像解析でさまざまな異常を感知。不審行為、違反行為il lli 三菱地所株式会社dng Inormation ModeDX推進部 ユニットリーダーDX推進部統括DEMAND〉長谷川 義博氏ng)②個人情報の扱い1 新技術(AIカメラ、センサー、ロボット等)は人の代わりになるか?渋谷 一太郎氏TOPICS①BIM(Bu④オペレーション〈LESS〉〈EASY〉〈ROBOT〉〈ON 〈CLOUD〉Building No.250第二部『次世代型施設管理とスマートシティ構想』

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る