Building No.250 2021年 秋号-非会員
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を監視して分析して、予兆を把握して早期対応する。我々が取り組んでいる異常検知の仕組み。普段カメラで撮影した2週間の映像を学習して通常時とする。通常時と異なる動きを異常として通知。例えば、扉の映像で無理に開けている。警備員が目視していても気がつきにくい。天井から水滴が落ちたときの通常でない反応も検知。異常として施設部門に連絡し点検に向かい漏水を発見。その他のAIカメラの活用として、人数カウント・混雑検知の分野がある。館内から別エリアの混雑状況を可視化・配信、カメラで匿名化して混雑状況を表示。ロビーや客室のサイネージから混雑状況を確認できる。どこが密なのかを把握できる。共用ソファでの居眠り検知にも活用。センサーマットの事例。カメラに見られている感じがなく、匿名性を確保しながらカメラの様な死角がない。どのように入ってきたか認識できる。商業施設で、店舗での来店客の数を計ることにも使えないかと考えている。 「SQ-2」(シークセンス株式会社)へ出資し開発。本社ビルに導入。ロボットのカメラで遠隔地からの監視が可能、会話機能もある。警備員の負担になる立哨をロボットに任せる事ができる。エレベータで階を移動する事も可能。大手町パークビルでは1階エントランスで立哨・巡回警備を実施。大手町ビルでは2台がエレベーターとの連動で移動し複数階の巡回警備を開始している。現行体制より日勤巡回2ポスト減。ロボット2台導入によりコスト削減達成。警備員の負担も軽減。 「Rs26」~ソフトバンクが開発した、大型の水を出すタイプのロボット。石の床対応。人が乗ってティーチング作業をすると2回目以降は同じルートを清掃。清掃ロボット「NEO」日本のほとんどの空港で導入。ルートをパソコンに覚えこませて移動ルートを設定。清掃員2人が7時間必要な作業を2時間で完了。いまのところ大型湿式タイプでエレベーター連動しているものはない、人がエレベーター移動させている。人員完全にゼロにはならないが人をサポートする役割を果たす。 「Whiz」ルンバの大型版。手押でルートを覚え込ませる。全国の16ビルや商業施設、空港、ホテルで導入。清掃をロボットと人手で役割分担していく。公道走行の実証実験に参画。ヤマト運輸、三菱商事と協力、これから公道をロボットが走行する法整備が行われる。追従型ロボット(ボタンを押すと人についてくる)佐川急便配送センターで実験。 「Effibotを実験中。公道を走れるようになれば活用の幅が拡がる。 「Marble」(アメリカ)。運搬ロボット。ビル1階の飲食店からスマホでオー」(フランスのメーカーの製品)ダーした人に届ける。GPSだけでなく建物内はセンサーが位置を把握しているので移動がスムーズ。 (エレベーターのかご内の扉にプロジェクターで動画コンテンツを投影する仕組み)。館内案内やニュースを流せる。オーナー負担は無い。隙間の時間に有益な情報を入手、オーナーが発信したい情報を就業者に伝えられる。2019年不動産DXの一環として当社が会社設立。夜間閉鎖エリアにおいて警備員が実施している定期巡回の代替として利用可能か検証中。場を持っているデベロッパーとして、街と来街者の価値体験を提供するため新技術と施設、そして様々なステークホルダーをつなぐHUBを目指す。新しい技術の活用について、BEFOREコロナにおいてはあくまでも人手不足への補完的役割が主、WITHコロナ、AFTERコロナでは、「遠隔・非対面・非接触」に対するニーズが急速に高まり、人の補完では無く新しい技術だからこそできる業務が増えている。デジタル化の先の新しい暮らしと街づくりをビデオで紹介。位置情報=拠点データを活用し各種サービスを行う。顧客を顔認証し、ホスピタリティの高い接客を実現。街全体で在庫管理を行いフードロスの削減に貢献など、リアルな場とオンラインがプラットフォームになり、一人ひとりの価値観が形となり、街の個性が生まれる。従来はデジタル、リアルが分かれていた。個人がオンラインに常時接続、データで行動が最適化。個人にとってリアルがデジタル世界の一要素となっている現在の状況でデジタルな接点が必要。管理しているエリア内、地所G各社の事業のみならず、エリア内で展開されるサービス・コンテンツの利用状況を分析できる基盤。まちにお住まいの方の困りごと事を助けていく新しいサービスを提供。リアルとデジタルの融合とデータ基盤によるまちのUXLOOPの実装を進める。Q商業施設の清掃にAIロボット導入したいが費用削減に繋がった事例はありますか?A事例はある。そこにいたる分析が必要。コストメリットをだすためにはどのように活用するか、現状の業務分析・業務フロー分析が必要。ロボットの特性をみて導入を進める事が必要。商業施設であれば面積が広いので効果はあると思う。悩み■湿式清掃ロボット■乾式清掃ロボット■運搬ロボット■エレベーター内コンテンツ配信 「エレシネマ」■ドローンの活用3 三菱地所デジタルビジョン」。共2 ロボットに関する取組等■自律移動警備ロボット4 まちづくり視点での社会の変化①デジタル中心の顧客体験②企業やサービスの垣根を超えてまちの体験を連携するオープンな共有認識基盤個人の価値観が分散。組織ではなく、個人とつながる必要。「Machi Pass通のログインIDとパスワード。            、            4Building No.250

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