Building No.250 2021年 秋号-非会員
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「ニューノーマル時代のオフィスを体現」ali-Green Wケイビル様のご厚意により、総務委員会主催で「本町サンケイビル」の見学会を開催致しました。コロナウイルス感染拡大防止の観点から、マスク着用、手指消毒、検温、3密回避を行うように致しました。見学者も時間帯で2班に分け、一度に移動するのではなく、各々が順路に沿って順次見学する形で「密」を避け、第一班、第二班計73名に参加頂きました。ビーと一体になった「風のピロティ」が高さ11mの開放感溢れる空間です。入場すると、左手側に壁面緑化「Motion 接触で呼び出すエレベーターに搭乗します。セキュリティカードをカードリーダーにかざすと、登録された行先階が自動で点灯します。オフィス扉も自動扉に変更するとカードをかざすだけで開閉が可令和3年9月3日㈮に株式会社サン緊急事態宣言下の見学会ですので、本町サンケイビルは、エントランスロl」が目を引きます。まず非能ですので感染対策が十分考慮されています。オフィスの換気も、1時間に2回の空気の入れ替えを可能とし、更にワンフロアに16ヶ所のスリットを配置し、自然給気による外気導入も行っています。基準階336坪のフロアは、6カ所に区切ることが可能で、個々の空間毎に個別空調で最適の温度調整が出来ます。明るく清潔感のあるサニタリールームは、男女ともにパウダーコーナーも設置されており、車いすの方でも利用しやすいバリアフリートイレも男女各1基ずつあります。駐車場は、都心型オフィスでは希少な自走式が設置され3、4階で53台の駐車が可能です。屋上には、テナント専用の屋上テラス「スカイテラス」があり、WFi・電源設備が完備され、日中の日差しを遮るオーニングを設置。日陰空間を創出し気持ちの良い空間を提供されています。最後にCASBEEスマートウェルネスオフィスSランクも取得されており、建物で執務するワーカーの健康性、快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、知的生産や、安全・安心に関する性能についても評価されています。白石浩一記)            略 氏 5   令和3年7月9日㈮オービックホールにおいて、大阪中小ビル経営者研究会第二回研究会を開催しました。(出席社、22社)。今回のテーマは、テナントリーシングについての勉強会です。第一部は 「中小ビルの   テナントリーシングについて」  オフィスナビ株式会社   大阪本社営業部          内容は、1 コロナ禍における空室率の変化や賃料相場について2 お問い合わせ推移とニーズ分析から見た現状と今後3 オフィスに求められているものから見た競合他社に対する差別化戦大阪での6月の空室率は、3・47%。徐々に高まっており、今後も高まる予想。賃料相場に大きな変動なし。但し、空室率や供給量の増加があるので、注視が必要。マーケットにおいては、解約や返室は大型ビルに目立つ。中小ビルは、拡張ニーズとリモートによる適正坪数への縮小の両方のニーズがマッチし、受け執行役員統括部長山尾 祐介 務・リモートワーク・時差出勤等でオ皿としての需要が多くある。但し、借りる側のコスト意識は高い。また、梅田や御堂筋沿線のエリアは、相変わらず人気が高く、以前は空室が無いため移転を保留していた企業が、今回を機に移転傾向が認められる。しかし、値崩れはせずコロナ前の単価が保たれている。コロナ禍で働き方が一変し、在宅勤フィス利用が減少した企業は少なくない。それに伴い、社内外のコミュニケーション方法、ツールも急速に変化した。企業は、費用を抑えながらも自社のオフィスにデザイン性を持たせ、よりシンボリックにすることで、オフィスや会社への親近感や従業員同士の交流の場としての価値を見出そうとしていると見受けられる。中小オフィスビルのリーシング力アップには「差別化戦略」、「付加価値向上」が求められる。第二部は、今後の研究会テーマについての意見交換を行い、参加各社から、「わが社の経営課題」をご発表頂き、次回以降のテーマと内容について意見交換を行いました。本町サンケイビル見学記コロナ禍の差別化戦略 (事務局 Building No.250風のピロティ見学会風景性の向上に資する要因受講風景大大阪阪中中小小ビビルル経経営営者者研研究究会会

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