Building No.249 2021年 夏号-非会員
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このたび、大阪ビルディング協会の理事を退任させていただくことになりました。およそ3年間、協会の皆様には大変お世話になりました。所属した経営委員会では阿部委員長の「激しく学び、激しく遊ぶ。」というスローガンのもと、「たくさん」遊び、「効率的に」勉強させていただきました。小職が後任として委員長を務めさせていただいたその後の1年間はコロナ禍のため、「飲み酒師」としての積極的な活動ができなかったことが心残りです。振り返ってみますと、当初2年間はインバウンド訪日客の爆発的増加、旺盛な観光需要等でホテルの建設ラッシュや民泊特区解禁、たこ焼き屋の1億円強脱税事件、京都の観光公害などインバウンドの勢いはとどまるところを知らないほどで、弊害さえ一部には散見される期間でした。足元は消えてしまったインバウンド訪日客も中期的には必ず魅力的な日本に戻ってくると確信しております。なかでも関西の歴史・文化・食と関西人のホスピタリティは日本の観光には欠かせません。また、長期的にみても、北陸新幹線の延長、なにわ筋線の新設や「梅田、十三、新大阪エリア」「中之島エリア」「森之宮エリア」、万博後の「夢洲」の開発など魅力的かつ都市軸を変えるような開発も進んでいますので、大阪が更に発展するポテンシャルは非常に大きいと思います。アジアのハブとして観光、ライフサイエンスなどの首都圏とは違った産業を如何に成長・集積させていくかがオフィス需要等のポイントになると思います。さて、大阪では単身赴任でしたので、休日には鉄道に乗って近場の神社仏閣、観光地巡りをしました。その中で忘れられない車窓からの風景がいくつかあります。JR大和路線からみる「法隆寺・薬師寺」、近鉄奈良線の生駒山中腹から望む「大阪の高層ビル群」、京阪電車から見る「男山(石清水八幡)と赤い鉄橋」などなど。東京に戻ってからの期間はわずかですが、やけに静かな関東のテレビ番組と通勤時間の長さに辟易として早くも「関西ロス」の状態に入っています。(「なんでやねん!」)東京では「日本橋三越」の近傍におりますので、近くにお立ち寄りの際にはぜひお声がけください。(メールアドレスに変更はありません。)大阪ビルディング協会と会員各社の益々のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈りしております。本当にありがとうございました。私は、今まで三つの会社に入社しました。まず昭和49年に当時の日本国有鉄道に入社、昭和平成23年JR西日本不動産開発株式会社です。そのときから大阪ビルディング協会にお世話になることになり、足かけ10年皆様方に懇意にしていただき、お世話になりました。委員会としてはずっと技術委員会に所属し毎月の委員会では活発な議論が展開されていたと思います。また最新の新技術等の導入事例や開業直前直後の新ビルの視察、その後のアルコール付き技術論争、見方を変えればただの放談会。有志によるゴルフ会も適宜実施し、相互理解と絆を強めていたと思います。委員会の中では、年二回の技術セミナーのテーマ設定や東西合同管理技術委員会でのテーマ設定を、会員各社のためになるような時宜を得たものにするための激論を交わすことに加え、最近では法令改正の時のパブリックビューイングへの対応なども議論の俎上に載せておりました。東西合同管理技術委員会は年二回開催されてきましたが、東京勢のものの見方考え方や物件そのものに触れることは私には随分参考になりましたし、懇親会も楽しくしつこく行い示唆されることも多く、また人脈形成に大いにつながるものでした。残念ながらこのコロナ禍の中で3回連続中止という結果は痛いですね。コロナ禍の中で模索し考えたのは、不要不急の委員会にならないためにどうするかです。ビルのIT化なども論じてきた技術委員会と言うからには、実開催できないときにはリモートでも開催できるようにとこだわって、なんとかつないでこれたと思います。各社いろいろシステムが異なる中で有志がいろいろな形で実験し最終的にズームがベターと言うことになり、事務局に導入していただきました。これがセミナーのズームでの実施につながったと思います。皆さんの結束力に敬意を払いたいと思います。私は、この六月で三つ目の会社の職を退任することになりました。同時に長年お世話になった大阪ビルディング協会の職も辞することとさせていただきます。皆様には大変感謝感謝です。ありがとうございました。これからは、世の中の役に立って自分の間尺に合う頼まれ仕事はいくらかお手伝いしながら、今まで中途半端だったことに少し真面目に取り組もうかなと思っています。30年ちょっと断続的に続けてきた表千家のお茶を、もそっと深めるとともに、十数年続けている畑作業を見よう見まねでなく基本を理解して生産性と品質を高めていくこと。家族の中で唯一、出かけるときと帰ってきたときに飛びついて、喜んで送り出し出迎えてくれる犬との散歩の頻度を高めること。たまにゴルフとかヨット。ワクチン接種後、中断しているフィットネスクラブの再開。等々です。笑顔を忘れず、セロトニンを目一杯出せればと思ってます。最後に、お茶と禅の世界で学んだことですが、この世は〝諸行無常〟が絶対真理だと思います。コロナも収まっていくのは自然の摂理からも必然なことですよね。皆さん、もう少しの間耐えてコロナ前とは違う形でセロトニンを出して、ビル協活動を充実させ楽しんでいかれることをお祈りしています。本当にありがとうございました。このたび、定時総会をもって協会監事を退任させて頂きました。平成16年に理事に選任され、歴史と伝統ある協会の役員を務めさせて貰いました事は身に余る光栄でございました。振り返れば、私の任期中17年には、人生の中でも特別な時間でございました。協会内や全国の協会会員の皆様との出会いは、財産として残っております。心より感謝申しあげます。最後になりますが、コロナ禍で不透明な時代ですが、ワクチンによる集団免疫という出口も見えてまいりました。協会一丸となって難局を乗り越えて頂くことを願っています。長い間、本当に有難うございました。このたび、歴史と伝統を誇る大阪ビルディング協会の理事に就任させて頂くこととなり、誠に光栄に存じております。私は、この6月まで関西電力株式会社にて電気やソリューションの販売活動に長く携わっておりました。昨今は電力の完全自由化の影響もあり、正直苦戦が続いておりました。その際にお付き合いのあった不動産業界の方々と、今度は全く違う立場で交流できることをとても楽しみにしております。新型コロナウイルスは、社会経済に大きな変化をもたらしていますが、不動産業界へも甚大な影感謝の言葉しかありません弘中 大阪ビル協に幸あれ近藤 隆士監事退任のご挨拶強い不動産業界へ宇佐見 治彦藤野 研一常任理事三井不動産㈱常任理事JR西日本不動産開発㈱監事宇佐見株式会社副会長関電不動産開発㈱退任役員のごあいさつ新任役員のごあいさつ62年に西日本旅客鉄道株式会社入社、三度目が   聡          7      Building No.249

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